グラフ
腰痛症のX線診断
山崎 典郎
1,2
1都立墨東病院整形外科
2東大
pp.1794-1800
発行日 1971年11月10日
Published Date 1971/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203912
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腰痛を主訴とする疾患は枚挙にいとまがない.今回は整形外科領域にて比較的一般に見られる疾患のX線像を示し,X線読影上どのようなことに注意すべきかということを中心に論を進めてゆく.
まず疾患のX線像を知る上には,正常像との対比にて理解すべきものであろう.撮影する上で必ず2方向以上少なくとも4方向撮影を行なわなくては,病変を正確にとらえることはできない.さらに必要に応じ最大前屈および後屈位における機能撮影や,その他特殊撮影(例えば脊髄造影術や椎間板造影術)が行なわれる.
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