Current Abstracts
給水の弗化物添加
浦田 卓
pp.704
発行日 1971年5月20日
Published Date 1971/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203637
- 有料閲覧
- 文献概要
Horowitzとその同僚たちは,給水の弗化物添加が有効・安全でかつ経済なムシ歯予防法なりや否やを決定するために,中央給水装置のない学校を農村地方から2校選び,これに通学している児童について研究した.この地方の自然水には,弗化物はまず皆無といってよかった.上記の2つの学校には,弗化物添加装置が設置された.
弗化物を添加するに先立って,あらかじめ"基準"検査が実施せられた.1966年に行なわれた歯の中間検査で,研究対象となった学校に毎日通学していた学童におけるムシ歯のレベルは,給水への弗化物添加が開始された当時,それらの学校で登録された児童のムシ歯発生率よりも,かなり低かった.
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.