全国教室めぐり
患者のための臨床医を志して—横浜市大・第2内科
大久保 堯司
1
1横浜市大第2内科
pp.1337
発行日 1970年8月10日
Published Date 1970/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203307
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赴任されて26年
昭和19年,36歳の若き守教授が東大呉内科より赴任された.この年に横浜医学専門学校が誕生し医大をへて横浜市立大学医学部へと発展してきた.時の流れとともに文理,商学部をもつ総合大学に成長していた昭和30年,それまで1内科の2教授制であったのが2講座にわかれ,ここに守内科が開設された.
当時建校の意気も高い医大1期卒業生を迎えた時でもあり,教授の新鮮な熱意のもとに循環器を軸に数々の業績をあげ,また神奈川県下唯一の医学部でもあり興味ある症例にも恵まれ,教室の基礎はまたたく間に固まった.以後15年稲々と今日に至るこの流れにも最近の学生運動にはじまるいくつかの波が生じた.
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