治療のポイント
胆道感染症に対する抗生物質療法
谷川 久一
1
1久大内科
pp.563-565
発行日 1970年5月10日
Published Date 1970/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203079
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胆道感染症は細菌感染によるもの以外に寄生虫によるもの,真菌によるものなどがあるが,後の2者はごく稀であるので細菌感染にもとづく胆嚢炎,胆管炎について述べよう.
胆嚢炎あるいは胆管炎の成因については細菌感染の役割が一次的か否かについて問題がのこるが,一次的にしろ二次的にしろ細菌感染が臨床的見地からすれば最も問題になることで,その除去のために抗生物質の投与が重要な療法になることはいうまでもない.
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