今月の主題 感染症の動向と抗生物質
鼎談
感染症の動向と抗生物質
根岸 昌功
1
,
相澤 好治
2
,
北原 光夫
3
1東京都立駒込病院・感染症科
2北里大学医学部・衛生学公衆衛生学
3東京都済生会中央病院・内科
pp.1730-1741
発行日 1986年10月10日
Published Date 1986/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220578
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発熱患者をみたときにどう対処するか
北原(司会) 本日は,"感染症の動向と抗生物質"ということで,日常診療においてとくに問題となる,発熱—とくに不明熱,院外感染および院内感染の肺炎,白血病と発熱をとりあげて,どう対処すればよいか,抗生物質は何を選択すればよいかといった話題につきまして,根岸先生,相澤先生とお話を進めていきたいと思います.
われわれよくいろいろな問題をもった患者に遭遇するわけですが,発熱の患者をみた場合に,はたしてすぐに治療すべきなのか,あるいはもっと待って様子をみていくべきなのか,迷うことがあると思います.
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