治療のポイント
心筋硬塞に対する抗凝血薬療法—現状と将来
片山 文路
1
1久大木村内科
pp.195-197
発行日 1970年2月10日
Published Date 1970/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202978
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1954年Wrightらによる報告以来,心筋硬塞の有力な治療法として広く用いられて来た抗凝血薬療法であったが,1961年コペンハーゲンのHil-denらによる批判的報告なども出てその効果の是非は混沌としたままさらに不整脈,ショック,心不全などの治療に主力をそそぐcoronary careunitの時代になってきている.この経過の中でClose-upされた本療法の問題点については1964年の循環誌"Circulation"Vol.30に掲載された抗凝血薬療法のシンポジアムでのWrightおよびHilden両者の主張の中にほぼ尽くされているといえよう.
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