EDITORIAL
高血圧の予後
佐々 千之
1
1第一生命保険相互会社医事調査室
pp.1099
発行日 1969年10月10日
Published Date 1969/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202822
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生命保険における被保険者の選択上,現在の最大関心事は,高血圧をいかに大量に契約するかということである.古くから使われてきた査定標準によれば,どの年齢でも,血圧値が高くなれば死亡率は増悪するというのが常識であった.
米国の生命保険会社の大数調査(1959年)によると,上記の査定標準を裏書きするように,血圧値と死亡率とはきれいな正の相関を示している.それは,どの年齢群でも,最大・最小血圧いずれの場合でも同様である.
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