カラーグラフ
内視鏡カラーテレビジョン
池田 茂人
1
,
多賀須 幸男
2
1国立がんセンター気管食道科
2国立がんセンター消化器科
pp.1090-1091
発行日 1969年10月10日
Published Date 1969/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202819
- 有料閲覧
- 文献概要
最近,著しく小型化されたカラーテレビジョンカメラの開発により,われわれは現在用いられているいろいろのファイバースコープとの接続をはかり,新しい方式の内視鏡カラーテレビジョンを行なっている.
カラーテレビジョンの方式には,通常のカラーテレビの方式(同時方式)と,テレビ撮像管の前で,赤,緑,青のフィルターを回して色を分解し,これを1本の撮像管に入れて順々に写し出す順次方式がある.順次方式のテレビカメラは装置が大きくかつ重く,また明るい光量が必要であるが,われわれは同時方式で3本のプラムビコンという撮像管を用いた,きわめて小型化されたカラーテレビを開発した.これは小型,軽量で,感度も高くしかも同時方式という一般カラーテレビと同じ方式である(図2).
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.