特集 免疫学的検査の進歩
Ⅵ.機械
マイクロタイターの自動化
富山 哲雄
1
1東京大学・分院中央検査部
pp.1307-1309
発行日 1979年11月1日
Published Date 1979/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915290
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血清反応のマイクロタイター法が開発されて微量化,能率化の道が開けたのと同時に,自動化が可能になった.これは単に能率だけの問題ではなく,精度を高め,定量値の再現性を向上させることにも貢献した.
マイクロタイター法における自動化,すなわち分注,希釈の自動装置は早くから米国のCook,Canalco両社が開発し,我が国ではCook製品が広く使われてきた.近年,これらの自動装置も各種の改良が加えられ,また急速に国産化が進み,簡便なものからプログラムの組めるものまでバラエティーに富んだ機種がそろってきている.
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