症例 全身性疾患と消化器・3
悪心・嘔吐を初期症状とした尿崩症
日野 貞雄
1
,
児島 英也
1
1胃腸病院
pp.671-674
発行日 1969年6月10日
Published Date 1969/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202696
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症例
25歳 男性
現病歴 3カ月前から食欲不振となり,食事をすると,3回とも嘔吐した.近医の診察を受け,十二指腸バリウム停滞および慢性胃炎として加療.悪心・嘔吐は完全に消失しなかったが,2週間で休薬.そのころから口渇を感じ,水を飲みたくなる前に,強いむねやけを感ずる.
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