ルポ アメリカ医学の実相(4)—1968年夏の渡米ノートから
メーヨーでの医師の教育・研究・診療の実際
日野原 重明
1
1聖路加国際病院内科
pp.664-667
発行日 1969年6月10日
Published Date 1969/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202694
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午前9時半にMayo Graduate School of Medicineの事務所や教務のあるHarwick Buildingを訪れた.このBuildingはMayo Foundationの理事会の議長であったHarwickを記念して1965年に建てられた立派な建物であるが,一番上の階にはMayo Graduate School of Medicineのofficeがあり,その他の階には統計部,疫学および人口遺伝学部,Medical recordやX線フィルムの保管および医学研究のためのComputer設備が収められている.ここの教育の副主任のDr. John S. Welchには前日にMr. Keysが連絡をとってくれていたので,約束された時間に,彼は参考書類をいくつも持って私の前に現われ,私は応接室で彼から約30分間教育に関する話を伺うことができた.
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