治療のポイント
腎臓と香辛料
阿部 達夫
1
1東邦大・内科
pp.549-550
発行日 1969年5月10日
Published Date 1969/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202654
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香辛料は必ずしも禁忌ではない
香辛料には強香辛料と弱香辛料とがあり,カラシ,唐ガラシ,ワサビ,コショウ,ショウガ,サンショウなどは前者に属し,大根オロシ,セロリ,ネギ,ラッキョウ,セリ,ミツ葉,茸類などは後者に属する.香辛料は調味料のひとつで,熱量源とはならないが,その使用により食事の風味をまし,食欲を亢進させる.とかく腎臓食は食塩その他の制限により不味になるので、香辛料を適宜に使用しうれば好都合といわねばならぬ.
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