治療のポイント
抗けいれん剤
渡辺 誠介
1,2
1千葉大第1内科
2日大第3内科
pp.414-415
発行日 1969年4月10日
Published Date 1969/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202619
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まず診断を正しく
けいれんを主訴とする患者を発作中にみることは,むしろまれである.したがって,アナムネーゼを詳しく尋ねることが診断のポイントとなり,患者からはもとより,発作を目撃した人や日常の性格生活環境を熟知している家人からも病状を聴取する必要がある.
とくに,けいれんが全身的か局所的か,意識障害を伴ったか否か,突発的か原因とみられる全身症状があったか,といった点に注意する.
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