救急診療
急性心拍停止
難波 和
1
1阪大医療技術短大
pp.368-369
発行日 1969年4月10日
Published Date 1969/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202605
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急性心拍停止と診断するとき
急性心拍停止の救命は急性心筋硬塞,心臓弁膜症,心臓ブロックなどの心疾患,外科手術中に起こった場合,ジギタリス,キニジン,プロカインアァミドなどによる中毒,高K血症のような代謝異常,ペニシリンアレルギーのようなアレルギー疾患,感染,交通事故,溺水,感電などによる場合に実施される.しかし,不可逆的疾患,たとえば悪性腫瘍,肝不全,腎不全などの末期に起こった循環停止は救命不能である.
ふつう,われわれが発見する症候を発現の順を追ってあげると,おおよそつぎのようである.
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