治療のポイント
胃切除後愁訴の対策
本田 利男
1
1日大有賀内科
pp.1320-1321
発行日 1968年11月10日
Published Date 1968/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202436
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最近,外科治療の進歩により手術後の障害も減少の傾向にあるが,手術例数の多い消化管ことに胃切除後における愁訴は比較的よくみうけられるもので,医師にとっても,患者にとっても不快な後遺症でもある,特に術直後に発生する合併症には多くの注意がはらわれるが,比較的おそく発生する合併症はやや等閑にされやすい傾向がある.ここでは胃切除後のダンピング症候と消化管手術後の下痢について,症状および治療の対策を述べる.
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