診断のポイント
日本脳炎
鍵和田 滋
1
1横浜市立万治病院
pp.955-956
発行日 1968年8月10日
Published Date 1968/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202324
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日本脳炎の病型
一般に感染症は,病原が発見され,さらに特異的血清抗体価の測定などが可能になると,診断の確実さが増すとともに,従来,記載されていた定型的な病型のほかに,非定型的な病型や不全型も把握されるようになる.日本脳炎(日脳)の場合もまたそうで,現在は従来の脳炎型のほかに,次のような病型が区別され,かつ不顕性感染がはなはだ多いことも知られている.
① 脳炎型(入院した日脳患者の70-90%)
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