全国教室めぐり
医師としての全人格の陶冶を—弘前大・大池内科
平賀 英男
1
1弘前大大池内科
pp.611
発行日 1968年5月10日
Published Date 1968/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202212
- 有料閲覧
- 文献概要
本学の所在地弘前市は,青森市から奥羽線急行で約40分のところにあり,常陸宮妃殿下のご先祖,津軽家代々の城下町で,戦災にもあわなかつたその街並には昔のままに武家屋敷なども残つていて,こんもりとした緑の木立につつまれた,学問・研究に適した町です。でもやはり津軽つ子のいちばん自慢するのは,なんといつても,お城と岩木山と弘前大学でありましよう。
弘前大学医学部はこのお城のある弘前公園から徒歩で5分ほどの閑静な場所にあります。かつて週刊誌にコウモリの出る大学として,その老朽ぶりを紹介された弘前大学も,特に医学部はここ数年来各方面の努力が実つて着々と改築が進み,まつたく面目を一新しつつあります。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.