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がん集団検診の問題点
山形 敞一
1
1東北大内科
pp.177-179
発行日 1968年2月10日
Published Date 1968/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202088
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胃がんの早期発見のために集団検診の必要なことは現在では常識となつているが,それでもまだ問題とされるべきことが少なくはない。これらの問題点を考えるために,まずわれわれの実施している宮城県の胃集検方式,いわゆる宮城方式は,図1〜2に示したとおりである。
第1の問題点は県対がん協会と県衛生部,市町村,職域との事前うちあわせと啓蒙であるが,これは事務的な領域であるから,ここではふれないことにする。
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