論壇
集団検診と臨床検査
樫田 良精
1
1東大・中央検査部
pp.60-61
発行日 1969年1月15日
Published Date 1969/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906320
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臨床検査は中央検査室システムの発達により,患者の診断に,さらに患者の治療のコントロールに役だつ客観的データを,医師に随時豊富に提供できることから,現在,急速に発展しつづけている.一方,疾病の早期診断・早期治療の線から,さらに前進して潜在する異常を早期に発見して,これに適当な予防措置を加えるという積極的な姿勢が,医学関係者のみならず一般社会にも高まるとともに,臨床検査の果たす役割はますます広がり,かつ重大になりつつある.
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