症例
原発巣を認められなかつた絨毛上皮癌の肺転移
山根 暁一
1
1淀川キリスト教病院・内科
pp.1499-1501
発行日 1967年10月10日
Published Date 1967/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201964
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絨毛上皮がんは比較的早期に血行性に転移を起こし,急速に増悪する,予後不良の悪性腫瘍の一つであり,転移部は肺(75%以上),っいで腔(50%),その他外陰部,脳,腎,肝などに起こつてくる。
大部分は妊娠に続発し,しかも胞状奇胎(70%)流産(25%),またときには産後に発生することもある。
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