症例
腸の癒着—レ線診断を中心に
斎藤 泰弘
1
1東大物療内科
pp.1353-1359
発行日 1967年9月10日
Published Date 1967/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201930
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腸管癒着症は,イレウスの軽度のもの,あるいはイレウスの前駆症として取り扱われており,成書にもこれを独立した単位疾患として,記載しているものはきわめて少ない。しかし腸管の癒着にもとづくと考えられる愁訴をもつ患者を診療する機会は,それほど少ないものではないので,その診断とくにレ線像および治療について,内科の立場から考察を加えてみる。
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