診断のポイント
細菌尿と腎尿路感染
上田 泰
1
1慈恵医大・内科
pp.816-817
発行日 1967年6月10日
Published Date 1967/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201806
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腎尿路感染症は一般感染症のうちでも呼吸器感染症とともにもつとも多く遭遇する感染症である。本感染症の診断拠点の重要な一つに正確な細菌尿の証明がある。また合理的な化学療法実施のうえにも細菌尿の証明は不可欠である。細菌尿の証明法として現在「尿中細菌定量培養法」が最良であることは常識になつている。
以下「尿中細菌定量培養法」を中心に細菌尿と腎尿路感染症を診断の面から述べてみる。
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