話題
アメリカの神経学会から
後藤 文男
1,2
1ウエーン大学神経
2慶大内科
pp.1588
発行日 1966年11月10日
Published Date 1966/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201551
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アメリカの神経学会には,American Neuroiogical Association(A. N. A.)とAmerican Academy of Neurology(A. A. N.)の二つがあり,それぞれ,機関紙として,"Archives of Neurology"と"Neurology"を出している。とくにA. N. A. は90年の伝統をもち,会員は超一流の学者に限定され,世界でももっとも権威ある神経学会として認められている。今年は6月13日より15日までWashingtonにおいてA. N. A. の第91回総会が行なわれた。演題は,全米の医学校の数よりもはるかに少ないわずか38題に厳選され,いずれもoriginalityのあるものばかりであつた。
日本におけるような"猫も杓子も……"のところがまつたくなく、この学会全体から一つのトピックや流行というようなものを感じとることは不可能といつてよい.そこで,とくに著者の注意をひいたものを二,三ひろつてみよう。
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