特集 蛋白尿
蛋白尿の症例
3.起立性蛋白尿
東條 静夫
1
,
成田 光陽
1
,
桧垣 有徳
1
,
吉野 明昭
1
1千葉大内科
pp.799-803
発行日 1966年6月10日
Published Date 1966/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201334
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こんにちorthostatic proteinuriaとして述べられている一群の対象はかなり多様の内容を含むものと思われる。周知のようにその定義も明確ではなく,またlordotic,juvenile,cyclic,postural,intermittent,constitutionalなど種々の名称が使用されているようにかならずしも統一された概念をもつたものでなく,なお検討されるべき問題を含んでいる。最近われわれは数例の本症と思われるものを経験したが,そのうちの2例につき諸検査成績を述べ若干の考察を加えてみたい。
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