ファースト・エイド
ひきつけ
篠塚 輝治
1,2
1東京女医大
2都立墨東病院小児科
pp.1030-1032
発行日 1965年7月10日
Published Date 1965/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200907
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小児の救急処置のうちでも「ひきつけ」の治療はもつとも重要なものの一つである。「ひきつけ」は非特異的反応であるので,この状態だけからその原因である疾病を確診することはむずかしい。「ひきつけ発作」が死に直結することもありうる。また「ひきつけ発作」が長くつづけば,そのために永続的脳障害を遺残する危険も大となる。それゆえに救急処置を行ないながら原因を探索し,適切な原因治療もできるだけ早く行なうように努める。
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