正常値
血小板—測定法による相違
山中 学
1
1徳島大中検
pp.766-768
発行日 1965年5月10日
Published Date 1965/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200838
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血小板は,赤血球や白血球のように,ちやんとした血液中の有形成分の一つで,顕微鏡下にその姿をとらえることができるのに,その正常値となると人により,また測定方法によりまちまちな値が報告されている。
血小板は一旦血管外へ出ると,凝集粘着をおこし,また崩壊しやすいので,通常用いられる算定法で得られる値は,実際よりは少ないものであると考えられており,現在の測定法を用いて得られる数値のなかで,最も大なるものほど真の値に近いとさえいわれるのである。
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