簡易臨床検査のやり方と評価
小児科領域における血中尿素窒素の簡易定量法
茂手木 皓喜
1
1東大・中央検査部
pp.492
発行日 1965年4月10日
Published Date 1965/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200764
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尿素窒素の微量定量には,血清0.005〜0.01mlで行なうウンアーゼ法があり,正確性がみとめられているが,微量用の光電比色計が必要で,広く一般に簡易に行なうわけにゆかない。またごく簡易な方法としてXanthohydrolによる比濁法があるが除蛋白の必要があること,検体を大量に要することなどで,小児科むきではない。ここに紹介するユニグラフは,検体も微量ですみ,除蛋白の必要もなく,操作も至つて簡易であり,現在の簡易検査のうちでもつともすぐれたものと思われる。
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