技術解説
簡易血中尿素窒素測定用試験紙Azostixについて
屋形 稔
1
,
小網 悦子
2
1新大・中検
2新大病院中央臨床検査部
pp.713-716
発行日 1968年10月15日
Published Date 1968/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916489
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はじめに
現在,血中尿素窒素(BUN)の定量法として臨床検査室で実施されているものにDiacetylmonoxime法,Urease Indophenol法,Urease Nessler法,Unigraph法などがある。簡易法としては,上記のUnigraphが簡便で値も信頼できるものとして広く用いられてきたが,最近反応時間1分という血中尿素窒素の簡易測定用試験紙Azostix(Ames社)が発表され,市販に先だち第6回診断試薬研究会(43年4月新潟にて)でAzostixの使用経験について討論がなされた。以下,その折の知見をまとめてご紹介し,Azostixの正しい使用法と問題点について老察を加えたい。
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