診断のポイント
知覚異常のテスト
祖父江 逸郎
1
1名古屋大内科
pp.1014-1016
発行日 1964年10月10日
Published Date 1964/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200505
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はじめに
知覚異常はよく見られるもので,神経学的検査でも重要なものの一つである。知覚はまつたく主観的なものであるだけに,そのテストにはいろいろの困難さがある。知覚の種類,内容,性質についての十分な知識と知覚経路の解剖生理的な裏づけがテストの実施と所見の理解のうえに不可欠な要素である。また実施にあたつては心理的な側面も重要である。
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