統計
年次別にみた死因群別死亡数割合
瀧川 勝人
1
1厚生省統計調査部
pp.67
発行日 1964年4月10日
Published Date 1964/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200230
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図は,全死因を下記の注に示す如く5つの群に分けた場合,すなわちA群,細菌感染によるもの,B群,いわゆる成人病,C群,妊産婦および乳児期の疾患,D群,外因死,E群,その他の死因に分けて,これを各年の死亡総数を100とした場合のそれぞれの群別死亡数の割合を,年次別に比較しておみせしたものです。
ごらんいただきますように,A群による死亡数の割合は,昭和10年には43.4%と半数近くを占めておりましたが,38年には11.6%と減少しております。反面,B群による死亡数の割合は昭和10年には24.7%であつたものが,38年には60.5%と半数以上に増加しております。また,C群は昭和10年には7.8%であつたものが38年には3.5%と減少しましたが,D群は逆に昭和10年には3.8%でしたが,38年には8.1%と増加しております。
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