特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療
関節リウマチの診断・治療
単純X線の評価—鑑別のための手単純X線読影
上地 英司
1
1豊見城中央病院腎臓・リウマチ・膠原病内科
pp.2060-2066
発行日 2014年11月10日
Published Date 2014/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200118
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ポイント
◎関節リウマチをはじめとした関節炎をきたす疾患の鑑別において,単純X線検査を施行する時は,基本的には手,足,罹患関節を両側かつ2方向(手の場合は正・斜)撮影と胸部X線を依頼する.
◎手単純X線の読影手順は,まず系統的な読影を行い所見を拾い上げ,次に鑑別疾患に特徴的な画像所見を確認する.
◎鑑別診断においては,特に骨びらんのパターンや罹患関節の分布が大きな参考になり,それぞれの疾患の特徴を意識して読影する.
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