連載 臨床研修医のための整形外科・17
単純X線画像読影のポイント
高橋 正明
1
1国立病院機構東京医療センター整形外科
pp.484-493
発行日 2008年5月25日
Published Date 2008/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101289
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単純X線検査は放射線による被曝侵襲を与える検査なので,最低限でも①検査の目的は何か?,②どの部位を特に見たいのか?など,明確な意識をもってオーダーしてください.単純X線画像から多くの情報を得ることができます.しかし,個人の能力によって得られる情報量の差がとても大きいことも事実です.撮影したからには,すみからすみまで穴があくまで読影して,より多くの情報をキャッチしてください.CT検査やMRI検査などでしかわからない情報があることも事実ですが,整形外科医が扱う運動器疾患の基本は単純X線画像の読影です.
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