特集 神経診察―そのポイントと次の一手
各論
【運動系】
運動失調症候の診かた
水澤 英洋
1,2
1国立精神・神経医療研究センター病院
2東京医科歯科大学大学院脳神経病態学(神経内科学)
pp.1260-1263
発行日 2014年7月10日
Published Date 2014/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107653
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ポイント
◎運動失調症には大別して小脳性と深部感覚性がある.
◎小脳性運動失調では,筋トーヌスは低下する.
◎継ぎ足歩行は体幹失調を診る最も鋭敏な診察法である.
◎発話の障害(構音障害)もしばしばみられる.
◎眼球運動障害や眼振は自覚されることは稀である.
◎Romberg徴候は感覚性運動失調症のときにみられる.
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