特集 神経診察―そのポイントと次の一手
各論
【高次脳機能】
失語・失認・失行―診察の進め方と留意点
市川 忠
1
1埼玉県総合リハビリテーションセンター神経内科
pp.1222-1226
発行日 2014年7月10日
Published Date 2014/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107646
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ポイント
◎言語機能障害を診る際は,自発語の流暢性,プロソディ,聴覚理解,復唱機能を確認して,失語症の分類を行う.
◎失認を診る際は,意識や感覚器の異常がないことを確認し,そのうえで患者が認知できない対象を限定する.
◎失行を診る際は,運動機能障害がないことを確認したうえでどのような行為ができないかを確認する.顔面口腔,四肢,全身それぞれの具体的な行為で検討する.
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