特集 診て考えて実践する―水・電解質管理と輸液
症例から水・電解質異常を考える
循環器疾患患者の水・電解質管理
小松 康宏
1
1聖路加国際病院腎臓内科
pp.299-304
発行日 2014年2月10日
Published Date 2014/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107329
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ポイント
◎循環器疾患では,病態自体,あるいは治療薬によって電解質異常が発生し,治療経過や長期予後に影響を与える.
◎高齢者,女性ではサイアザイド系利尿薬による低Na血症発症リスクが高まる.
◎RAA系阻害薬を処方した場合には,定期的な血清K値のモニターが必要である.
◎急性心不全の難治性体液貯留に対しては,利尿薬処方を工夫する.利尿薬抵抗性の場合には限外濾過による除水が有用である.
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