特集 診て考えて実践する―水・電解質管理と輸液
臨床現場での水・電解質異常の診断と管理のポイント
プライマリケアでの水・電解質管理
宮崎 正信
1
1宮崎内科医院
pp.268-271
発行日 2014年2月10日
Published Date 2014/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107322
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ポイント
◎プライマリケアで最も多く経験する水・電解質異常は脱水であり,細胞外液欠乏が存在するタイプである.
◎食事や飲水ができないことが多いが,輸液とともに,その原因検索が重要である.
◎至急採血ができないことが多いため,問診と身体所見から,その重症度を推定する.
◎生理食塩水あるいは1号液が基本である.KやCa,酢酸などが入ったものは,基本的には使用頻度は少ない.
◎カロリー不足を一般の輸液で補うことは不可能であり,食事が取れず,水分も取れない状況が長引く時は,入院を考慮する.
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