増大号 症例から学ぶ 疾患と検査値の推移
4章 内分泌・代謝・栄養
原発性アルドステロン症
若山 綾子
1
,
臼倉 幹哉
1
1芳珠記念病院内分泌・糖尿病内科
pp.326-332
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208937
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Point
●低K血症を伴わない原発性アルドステロン症(PA)症例も存在するため,血清K値が正常でもPAは除外できない.
●スクリーニングには,血漿アルドステロン濃度/血漿レニン活性比(ARR)が有用である.
●手術適応を判断する場合は,病型・局在診断のため副腎静脈サンプリング(AVS)の施行が推奨される.
●PA術後に高血圧が治癒しない症例や,腎機能が悪化する症例があるため,術前の臓器障害の評価と,術後の慎重な経過観察が必要である.
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