特集 胃食道逆流症(GERD)―“胸やけ”を診療する
GERDに関連する疾患
機能性ディスペプシアとGERDの症状の特徴・重複
春日井 邦夫
1
1愛知医科大学消化器内科
pp.851-854
発行日 2013年5月10日
Published Date 2013/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106800
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ポイント
◎FDは「つらいと感じる食後のもたれ感,早期飽満感,心窩部痛,心窩部灼熱感の4項目のうち1つ以上の症状が,6カ月以上前からあり,最近の3カ月間は症状が続いている」と定義されている.
◎GERDは「胃内容の逆流が煩わしい症状や合併症を起こした状態を指す」と定義されている.
◎FDとGERDでは症状発現部位が異なる.
◎FDとGERDのオーバーラップ率はおおむね20~30%である.
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