今月の主題 日常診療で診るGERD(胃食道逆流症)
GERDの診断
GERDに伴う食道びらん・潰瘍の特徴
城 卓志
1
,
和田 恒哉
1
,
伊藤 誠
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科臨床機能内科学
pp.28-29
発行日 2005年1月10日
Published Date 2005/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100417
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ポイント
内視鏡はGERDのルーチン検査として最も有用である.
ロサンゼルス分類では,周囲のより正常に見える粘膜から明確に区分される白苔ないし発赤をmucosal breakとする概念が導入された.
通常,食道遠位端に発生し,縦長,境界は明瞭である.白苔は通常発赤の中央にみられる.
病変の癒合は通常食道遠位端でみられ,変形や狭窄を伴う場合がある.
悪性疾患や腸上皮化生の存在が疑われる場合は生検が必要である.
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