連載 皮膚科×アレルギー膠原病科合同カンファレンス・12
SLEにおける水疱病変
岡田 正人
1
,
衛藤 光
2
1聖路加国際病院アレルギー膠原病科(SLE,関節リウマチ,小児リウマチ)
2聖路加国際病院皮膚科
pp.534-538
発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106718
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後期研修医(アレルギー膠原病科) 今回の患者さんは,全身性エリテマトーデス(SLE)に対して3カ月前からB細胞をターゲットとした抗体療法を受けている30歳の女性です.ミゾリビンは抗体療法開始時に中止されていますが,少量のプレドニゾロンは長期に服用されていて現在は9mg/日となっています.顔面に水疱性の皮疹が出現したので,週末の夜間に救急室を受診されました.帯状疱疹のリスクに関して説明してあったので,早めの治療をということで来ていただけたようです.
アレルギー膠原病科医 ステロイドも含めて免疫を抑制する薬剤に関しては,最近強化していないようでしたら,何か帯状疱疹になるきっかけはあったのでしょうか.
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