特集 大きく変貌した脳梗塞の診断と治療
慢性期治療(2次予防)
病診連携のあり方
目時 典文
1
1弘前脳卒中・リハビリテーションセンター
pp.304-307
発行日 2013年2月10日
Published Date 2013/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106663
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ポイント
◎脳梗塞は再発率が高く,年間約8%といわれている.
◎病型分類に基づいた抗血栓療法の選択が必要であり,病態の理解が予防のカギとなる.
◎動脈硬化性脳梗塞ではまず責任血管の特定が必要であり,外科治療の適応を見逃さないため一見軽症であってもエコーやMRAによる血管精査が必須である.
◎心房細動症例では抗凝固療法が必須であるが,導入困難例は循環器内科医との連携も必要となる.
◎急性期から回復期,さらにかかりつけ医まで一貫したリスクファクター管理に関する患者家族教育が必要である.一方で医師は患者の障害への理解が大切である.
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