開かれた透析医療-Integrated Careの具現化
ソーシャルワーカーから見た透析医療における連携のあり方
藤田 譲
1
1白鷺病院 医療福祉科
キーワード:
ソーシャルワーク
,
血液透析
,
チーム医療
,
地域包括ケアシステム
Keyword:
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Social Work
pp.77-83
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017161111
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近年,ソーシャルワーカーの人数は増加傾向にある.しかし,養成段階では医療に関する教育が不十分で,多職種連携の教育経験もないまま,準備不足で就職する例が多い.医師をはじめとする医療従事者との関係に苦労するソーシャルワーカーも目立つが,ソーシャルワーカーとしては自らの役割を周囲に理解してもらうよう働きかけることが求められる.地域包括ケアの時代にあって,多職種・多機関連携が重要であり,透析施設においても多職種・多機関による透析患者のケアを展開していく必要がある.透析施設のソーシャルワーカーとしては,自己の専門的資質を高め,多職種連携の要として,その資質を発揮できるかが課題である.
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