特集 大きく変貌した脳梗塞の診断と治療
急性期治療
循環・呼吸管理・睡眠呼吸障害の管理
鈴木 圭輔
1
,
竹川 英宏
2
,
平田 幸一
1
1獨協医科大学神経内科
2獨協医科大学神経内科脳卒中部門
pp.294-297
発行日 2013年2月10日
Published Date 2013/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106661
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ポイント
◎脳梗塞急性期は収縮期血圧>220mmHgまたは拡張期血圧>120mmHgで慎重に降圧する.
◎呼吸波形・動脈血酸素飽和度をモニターし,動脈血酸素飽和度の低下や呼吸パターンの変化に注意する.
◎大脳皮質・間脳の障害によりCheyne-Stokes呼吸が,脳幹部の障害により特徴的な呼吸障害パターンが出現する.
◎閉塞性睡眠時無呼吸症候群は,主要な脳血管障害の発症リスクであり,睡眠呼吸障害の早期診断および治療は患者の生命予後の改善や脳血管障害再発予防の観点から重要である.
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