プロフィル
〈中村元子〉こども病院で夜尿相談を受け持つ—夜尿相談の仕事は人間の勉強になってとてもおもしろいですね
吉
pp.345
発行日 1982年3月1日
Published Date 1982/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919507
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中国の大蓮(現在の旅大)で生まれ、四平街の高等女学校を卒業してから敗戦を迎え、日本に引き揚げて来てとても苦労した。「その当時国立の看護学校は授業料がタダでした」から看護学校に入る。卒後精神科の病院で六年半臨床を経験した後、静岡県の衛生部、数校の看護学校教務を勤めた。
静岡県立こども病院の開設以来、指導相談科の婦長として働いているが、相談科では低出生体重児の保健所への情報提供を主とした継続看護や保健婦・養護教諭・助産婦・看護婦・栄養士を対象とした「地域保健講座」の開催など、医療と地域社会の接点となる医療サービスを主な仕事にしている。それらの業務の外に一九八〇年から泌尿器科と提携した「夜尿相談」を始めたが、こんなにも夜尿に悩む子供がいたかと思うほど相談科を訪れる母子が多い。
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