今月の主題 糖尿病治療薬2012―皆が知りたい新しい治療A to Z
自己注射療法の新たな展開
超速効型あるいは混合型3回注射法によるインスリン導入
山城 慶子
1
,
弘世 貴久
1
,
綿田 裕孝
1
1順天堂大学大学院代謝内分泌内科学
pp.834-837
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105945
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ポイント
★SU薬二次無効の2型糖尿病患者に対して少量のSU薬を残し超速効型3回を上乗せする方法が有効である.
★SU薬二次無効の2型糖尿病患者に対して混合型インスリン(超速効型:中間型=50:50の比率)3回に切り替える方法が有効である.
★混合型インスリン(超速効型:中間型=70:30の比率)3回が有効な症例は限定される.
★2型糖尿病の未治療患者,インスリン従来療法からの切り替えでも混合型インスリン(超速効型:中間型=50:50の比率)3回注射法は有効である.
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