今月の主題 糖尿病治療薬2012―皆が知りたい新しい治療A to Z
変化する抗糖尿病薬内服治療
新しいグリニド薬であるレパグリニドの使い方
森 豊
1
,
谷口 由紀子
2
1東京慈恵会医科大学附属柏病院糖尿病・代謝・内分泌内科
2新山手病院生活習慣病センター糖尿病科
pp.785-789
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105934
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ポイント
★速効性短時間作用型インスリン分泌促進作用を介して,主に食後高血糖を改善させる.
★連日投与により食後のみならず食前の血糖値も低下し,その結果HbA1cも低下する.
★膵β細胞機能がある程度保持されているような比較的早期の2型糖尿病患者で,特に有効である.
★投与後速やかに薬効を発現するため,食前30分投与では食事開始前に低血糖を誘発させる可能性があり,食直前に服用する.
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