今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか
これらの症状に遭遇したときに何を考えるか―診断へのアプローチ
【早期の対応が必要な症候】
複視(眼球運動障害),瞳孔異常
森田 陽子
1
1国立病院機構東京医療センター神経内科
pp.606-609
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105886
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ポイント
★複視をみたら,脳幹,動眼・滑車・外転神経,外眼筋のどこに病巣があるかを考え,精査の効率を高める.
★急性発症では緊急性の高いものから除外する.そのため,まずMRIとMRAを施行し脳幹病変と脳動脈瘤を除外する.
★次に,重症筋無力症,Fischer症候群,頭蓋底の疾患について精査する.
★さらに治療可能な内科疾患について検討する.
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