特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか
感覚器の疾患・そのほか
低体温症
呉 行弼
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.661-665
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105621
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どのような病気なのでしょうか
▲直腸で計測する深部体温が35℃未満になったときに生じ，多くは冬季や寒冷地域でみられますが，夏場でも起こりえます．
▲一般的には意識障害（急性アルコール中毒，低血糖，脳血管障害，頭部外傷など）や全身衰弱で動けなくなった人が寒冷に曝露されることで発症する病気です．
▲年齢（高齢者，乳幼児）や内分泌疾患の有無も危険因子になります．
▲重篤な合併症（肺炎，敗血症，消化管出血など）が加わると，病態はさらに複雑になり，死亡率も高くなります．
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