今月の主題 脂質異常症―動脈硬化症を予防するためのStrategy
ガイドラインをめぐって
【ガイドラインを使う際の注意点】
トリグリセリド値の評価
林 俊行
1
,
平野 勉
2
1東急病院糖尿病内科
2昭和大学医学部糖尿病・代謝・内分泌内科
pp.787-789
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105163
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ポイント
★TG値は食事や飲酒による変動幅が大きく,検査は原則として12時間以上絶食とする.
★食後高脂血症も動脈硬化の危険因子であるが,現時点では基準値が明確にされていないため,空腹時の測定値150mg/dlをもって高TG血症と診断する.
★高TG血症ではレムナントやsmall dense LDLの増加を認め,動脈硬化の原因となる.
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