今月の主題 緊急画像トラブルシューティング―内科医のためのPearlとPitfall
腹部疾患を疑ったら
急性膵炎:どんなCT所見が危険なの?
真弓 俊彦
1
,
蒲田 敏文
2
1名古屋大学大学院医学系研究科救急・集中治療医学
2金沢大学医学部放射線科
pp.601-604
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105116
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
★急性膵炎では,膵炎の診断,成因診断,重症度判定を行う.
★重症度判定は予後因子スコアのみでも可能で,対応可能な施設への搬送を考慮する.
★重症膵炎を扱う施設では,診断時と発症48時間以降に造影CT gradeを判定する.
★造影CT grade,予後因子スコアともに重症と判定された症例の死亡率は30%である.
★膵脂肪壊死を伴った症例の予後は不良である.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.